手の外科 - 症状について

デュピュイトラン拘縮

【病態】
手のひらの皮膚のすぐに下には手掌腱膜という組織があります。この手掌腱膜が硬くなってきて指が徐々に曲がったまま伸ばせなくなってきます。原因は不明ですが、糖尿病の既往のある方に多く発症します。
【症状】
指が伸ばせなくなり、両手のひらを合わせることができなくなります。小指から起こりはじめ、薬指、中指と広がることが多いです。
デュピュイトラン拘縮の症状のイメージ
【治療】
経過観察
指が伸ばせなくても日常生活に支障がない場合にはそのまま様子を見てもかまいません。
手術
手のひらから指に皮膚切開をくわえて、硬くなった腱膜を切除します。
  • 手術によるデュピュイトラン拘縮の治療の流れ1
  • 手術によるデュピュイトラン拘縮の治療の流れ2
  • 手術によるデュピュイトラン拘縮の治療の流れ3
注射
手のひらだけで手掌腱膜が硬くなっている場合は、腱膜を溶かす薬を注射することで指を伸びるようにすることができます。
【手術実施】
デュピュイトラン拘縮
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2017年 3 0 0 0 1 0 1 1 0 0 0 0 0
2018年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2019年 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
2020年 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
2021年 9 0 1 0 1 1 1 0 2 0 2 1 0
2022年 5 0 0 0 1 1 0 3 0 0 0 0 0
2023年 5 0 0 1 0 2 1 0 0 0 0 0 1