手の外科 - 症状について

有鉤骨鉤骨折

【病態】
転倒して地面に手をついた際や野球のバッティングでグリップエンドが手のひらに強くあたった場合に受傷することがあります。小指の付け根と手首の間にある骨の骨折です。
有鉤骨鉤骨折のレントゲン図
【症状】
小指の付け根と手首の間に痛みが生じます。腫れを伴わないこともあるので骨折に気が付かずに骨が癒合しないと痛みは残ってしまいます。放置していると小指を曲げる腱が切れてしまうこともあります。
【治療】
ギプス固定
骨が癒合するまでギプスで手首を固定します。
手術(骨折観血的手術)
骨折部のずれが少ない場合には埋め込み式のネジで骨折部を固定します。
手術(有鉤骨鉤切除)
骨折部のずれが多い場合、もしくは骨折を長期間放置されていた場合、骨折部を固定しても骨は癒合しないので、骨折した骨の一部を切除します。
  • 有鉤骨鉤切除術による治療の流れ1
  • 有鉤骨鉤切除術による治療の流れ2
【手術実施】
有鉤骨鉤切除術
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2017年 3 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 2
2018年 3 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0
2019年 2 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2020年 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2021年 3 1 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0
2022年 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
2023年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0