手の外科 - 症状について

槌指骨折

【病態】
ボールが指にぶつかるなどの突き指によって起こります。指の第1関節を伸ばす腱が骨についている部分で骨折した状態をいいます。
【症状】
指の第1関節周囲に腫れと痛みが生じます。レントゲンで見ると、骨折しているところに隙間が生じているため、そのままにしていると第1関節に変形と痛みが残ります。
槌指骨折のレントゲン図
【治療】
装具
骨折のずれがない場合には第1関節を装具で固定します。しかし、時間の経過とともに骨折部分がずれてくることが多いです。
手術
指に麻酔をかけて骨を元の形に戻して金属(鋼線)で固定します。手術は局所麻酔で、20分程度で終了します。手術してから1ヵ月半で、固定している金属を抜去し、その後よりリハビリを行います。
  • 金属(鋼線)固定による槌指骨折の治療レントゲン図1
  • 金属(鋼線)固定による槌指骨折の治療レントゲン図2