粘液嚢腫

パーソナルトーレニングのコンセプト

【病態】
指の第1関節の甲側にできる腫瘍で、水ぶくれのような見た目です。第1関節の変形(ヘバーデン結節)に合併することが多いです。第1関節とつながっているので水ぶくれが割れることを繰り返していると、そこから関節の中に細菌が入り感染してしまうことがあります。
  • 第1関節の変形(ヘバーデン結節)の症状のイメージ1
  • 第1関節の変形(ヘバーデン結節)の症状のイメージ2
  • 第1関節の変形(ヘバーデン結節)の症状のイメージ3
  • 第1関節の変形(ヘバーデン結節)の症状のイメージ4
【症状】
腫瘍ができること自体で症状がでることはありませんが、ヘバーデン結節による痛みや腫れが生じることがあります。腫瘍のできる場所によっては爪が変形することがあります。
【治療】
穿刺
注射針をさして腫瘍の内容物を出しますが、再発することが多いです。また、患者様が御自分で針をさしたりすると、そこから感染してしまうことがあるのでお勧めしません。
手術
腫瘍辺縁に切開をくわえて、関節とつながっている部分を切除することで再発しないようにします。腫瘍表面の皮膚は水ぶくれのように薄くなっていますが、腫瘍ができなくなると通常の皮膚に戻ってきます。皮膚が非常に薄い場合には周囲の皮膚を移動することもあります。
手術によるヘバーデン結節の治療イメージ