手の外科 - 症状について

腱鞘ガングリオン

【病態】
指を曲げる腱の通り道である腱鞘というトンネルの上にできる良性の腫瘍(できもの)です。
【症状】
指の付け根や手のひらにできるため、腫瘍が大きくなると物を握るときや手をつくときに痛みが生じます。
【治療】
経過観察
腫瘍の大きさが小さく、痛みもないときは様子をみて大丈夫です。手にできる他の種類の腫瘍の可能性もあるので、手に腫瘍があることに気が付いたら一度超音波などで精密検査をすることをお勧めします。
手術
痛みがあって生活に支障がある場合には手術をお勧めします。腫瘍の直上に1~2cmの皮膚切開をくわえて腫瘍を摘出します。手術は局所麻酔で、約10分程度で終了します。術後2ヶ月程度は傷口に物があたると痛みを感じますが、日ごとに痛みは和らいでいきます。
  • 腱鞘ガングリオンの手術1
  • 腱鞘ガングリオンの手術2